The Future of Food –
A place where you can experience the latest food tech brands with all your senses.

21-1-2F, Udagawa-cho,
Shibuya-ku, Tokyo-to, 150-0042

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Interview vol.1

今回は日本発のフードテックカンパニーとして活躍するグリーンカルチャー株式会社を取材致しました!



—今回、FOOD TECH PARKへご出展いただきましたが出展の主な理由はどんなところでしょうか?

我々が取り組んでいる植物肉は、まだまだ一般には身近とはいえない製品です。そのため、実際に見てみて触れてみることで、より未来を身近に感じていただけると思い最先端のフードテックが集う、この渋谷のフードテックパークへの出展を行いました。

—ありがとうございます!FOOD TECH PARKでは実際にミンチ状になったGreen Meat™️を展示していただき、実物を見ることで関心を持たれている方が多い印象です。
今回出展いただいたGreen Meat™️の開発背景はどんなものになりますか?

私たちの生活で畜肉は無くてはならないものとなりました。先進国では経済成長に合わせて畜産品の相対価格が下がることで、年々消費量が増加していきました。また発展途上国では中国を中心として畜肉の消費量が10年間で2倍に増加し、現在目覚ましい経済成長を遂げるインドそして今後成長が期待されるアフリカでも同様に畜肉需要が増加するものと考えられています。消費量が増加することはマーケットとしては魅力的でありながらも、畜産による弊害が問題視されています。

具体的には、地球の生産可能面積の実に1/3が畜産に使用されています。穀物生産高ベースでは全生産穀物の49%が畜産飼料向けに消費されている現実があります。こうしたことから畜産を続けていては地球が養える人口が2050年に超過し、食料が全人口に行きわたらなくなる危機が生じると言われています。

—確かに、あまり知られていませんが現代の畜産システムが地球環境や人類に及ぼす影響は計り知れないですよね。

更に、畜産動物に対する倫理的課題も近年注視されています。毎年およそ370億頭もの動物が食料になるためだけに育ち、加工処理されている現状。私たちは果たしてそれだけ多くの動物の犠牲が、本当に必要なのだろうかという観点から、欧米のみならず我が国日本においても畜産反対を表明する著名人などが表れ始めています。
しかし、私たちは畜産の問題を解決するために畜産をやめればいいとは考えていません。例えば、交通事故をなくすため明日から自動車に乗らないのは現実的ではないからです。そこで我々は、植物由来の原料から直接肉を作ってしまえばいいと考えました。

—そうですね。著名人の発言なども相まって、日本でも畜産がもたらす環境問題への意識が高まっているように感じています。消費の選択肢としてプラントベースドの商品が当たり前に選択できる世の中を作っていきたいですよね。
Green Meat™️の特長はどんなものでしょうか?

2021年4月に外食事業者向けに販売を開始した「Green Meat™️」は、大豆たんぱく等を原料とした動物性原料不使用の植物肉で、ミンチ状のため畜肉と同様に様々なレシピに使用することができます。既に、都内有名ラーメン店「麺屋武蔵」(「プラントベース角煮ら~麺」でコラボ)や、東京・麻布十番の高級レストランで採用されています。また、既に北米をはじめ海外への輸出も開始しており、今春にはマカオへの輸出が決定いたしました。さらに現在、欧米豪諸国への輸出計画も進行中です。

—ミンチ状の強みである多用途性が特長ということですね。高級レストランでの採用など、味の部分もきちんと評価されているのだと感じます。
最後に、今後フードテック市場での展望をお聞かせください。

さまざまな分野で、多くの技術が発展し、ますます活況となると考えています。 われわれの「植物肉」も技術をより進歩させながら、より広めていき、外食産業や一般家庭で楽しんでもらい、さらに国内にとどまらず、海外にもどんどん展開していきたいと考えています。

—日本のみならず、積極的に海外展開も行っており今後の動向も目が離せませんね!
本日はどうもありがとうございました!



「Green Meat™」の詳細はこちらに掲載しています。ぜひご覧ください。

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